結婚相談所の成婚率とは?成婚の定義の違いについて解説!
婚活支援サービスの利用を検討している方にとって頼りになる「結婚相談所」。
かつては敷居の高いイメージがありましたが、今はTVCM効果もあり結婚相談所という場所が身近になり全国各地に展開されるようになってきました。
そこで気になるのが、結婚相談所のサイトでよく見かける「成婚率」。
この記事では、結婚相談所の成婚率について徹底解説していきます。
この記事でわかること
- それぞれの結婚相談所における「成婚率」と「結婚率」とは
- 成婚率の計算方法
- 結婚相談所を選ぶためのポイント
結婚相談所の入会を考えている方たちはぜひ参考にしてみてください。
もくじ
結婚相談所における成婚率とは?
「成婚率」=「相談所を通じて結婚まで至ったカップルの割合」だと勘違いしている方は多いです。
しかし成婚率の定義は、各結婚相談所によって異なります。
さらに言えば、成婚率を公開していない結婚相談所もあるので一概に成婚率だけで入会を決めてしまうことは危険です。
ここからは、成婚率と結婚率の違いやそれぞれの結婚相談所が定義する成婚率について解説していきます。
「成婚率」と「結婚率」の違い
一般的に成婚とは、「結婚が成立すること(goo辞書)」とされています。
そのため「成婚率=結婚率」だと思ってしまうのですが、成婚率とは前項でも紹介したようにそれぞれの結婚相談所が独自の基準で定める割合のため、必ずしもイコールにはならないのです。
そこで気になるのが、結婚相談所が判断する成婚とはどのようなものなのかということ。
よく挙げられる基準としては、
- 結婚の口約束をした
- 2人で宿泊を伴う旅行に出かけた
- 婚前交渉を行った
- 同棲を開始した
このように、結婚相談所が意味する成婚の定義はさまざま。
成婚率の算出方法も一つではありません。
一方で「結婚率」とは、みなさんのイメージ通り「結婚相談所を利用した方のうち結婚に至った割合」です。
100人利用者がいて30人結婚すれば、結婚率は30%ということですね。
「成婚」の定義はそれぞれの結婚相談所によって違う
結婚相談所の定義する成婚とは、必ずしも「入籍した状態」ということではありません。
そこで気になるのが、各大手結婚相談所の具体的な成婚の定義。
例えば大手結婚相談所のIBJメンバーズでは、プロポーズがされて両者に結婚の意思があるかどうかによって成婚と見なされますが、ゼクシィ縁結びエージェントでは「交際中の」2人が結婚の意思を固めた時点で成婚と判断されます。
このように、成婚率とはそれぞれ結婚相談所によって意味合いが全く異なることがわかります。
大きくまとめると成婚とは、「結婚を前提としたステップに移った」と見なすことができますが、細かいタイミングは結婚相談所によってかなり異なっていますよね。
定義がこれだけ違うと、高い成婚率を公開している結婚相談所を選べば良いということではないことがわかります。
成婚率を公開していない結婚相談所もある
成婚率の高さだけで結婚相談所への入会を決めることは危険であることがわかりました。
さらに言えば、成婚率を公開していない結婚相談所もあります。
多くの結婚相談所が成婚率をアピールポイントとしている中、何故公開していないのでしょうか?
理由は大きく2つあります。
- 成婚の定義が各結婚相談所で異なるため
- 成婚率の算出方法が困難なため
1つずつ紹介していきます。
まず1つ目は、成婚の定義が各所によって異なるためです。
前項でも解説しましたが、定義が結婚相談所の数だけあればその分だけ私たち利用者は混乱してしまいます。
そのため判断基準を鈍らせることのないように公開していない相談所も多くあるのです。
2つ目に、成婚の算出方法に決まったルールがなく割合を導き出すことが困難であるためです。
利用者のアンケート結果の信憑性なども問題になっているので、未だに基準となる算出方法は決まっていないことが大きな要因でしょう。
成婚率の計算方法
成婚率の計算方法は各結婚相談所によってさまざまです。
なぜなら成婚の定義は各所によって異なり、算出方法のベースとなる数値の取り扱い方別れるためです。
ここでは、代表的な計算方法を3つ紹介していきます。
1つ目は、「成婚退会者数」÷「入会者数」。
みなさんが最もイメージしやすいシンプル計算方法ではないでしょうか。
全入会者数のうち、どれだけ成婚した利用者または退会者数が出たのかを表した方法です。
分かりやすい算出方法ですが、分母になる「入会者数」は入会して何もせず退会した人なども含まれるため、割合としては3つの中で最も低くなってしまいます。
2つ目に、「成婚者数」÷「全会員数」で計算する方法です。
現時点の会員数を分母としているので、入会後すぐに退会したような過去の利用者は含まれないので1つ目の算出方法に比べると、やや割合は大きくなります。
最後に3つ目は、「成婚退会者数」÷「総退会者数」です。
退会した人のうち成婚または退会した人の割合を示すので、現在進行形で休会または活動中の利用者は対象に含まれないので成婚率は3つの中で格段に高くなります。
結婚相談所を選ぶ際のポイント
結婚相談所を選ぶ基準として、成婚率の数値に惑わされてはいけないことを紹介しました。
そこで気になるのが、「じゃあ、何を基準に選べばいいの?」「1番の決め手は何にすればいいの?」ということですよね。
次からは、結婚相談所を選ぶ際のポイントを3つ紹介していきます。
サービス内容や料金が明確
まず1つ目は、結婚相談所が提供するサービス内容や料金設定が明確に記載されているかどうかです。
結婚相談所はほかの何千とある競合他社に負けないように、趣向を凝らしたさまざまなサービスを提供しています。
例えば結婚相談所によっては、マッチングした相手とアプリ内のビデオ通話機能を利用してオンライン上で会話ができるシステムを提案しています。
コロナ禍でなかなか外出できない中、自宅にいながら相手とコンタクトを取れるので今の時代とても理にかなったサービスといえるでしょう。
また料金設定にも着目しましょう。
料金の内訳には、登録料や初期費用、月額費用に加えて成婚料や中途解約料など隠れた費用が存在します。
これらの料金を登録前に書面で確認しておかないと、後々のトラブルに巻き込まれかねないので気を付けましょう。
スタッフのサポートが充実
2つ目は、スタッフのサポートが充実しているかどうかです。
紹介から交際に至るまでのサポートがスムーズでなければ、せっかくのお見合いが台無しになってしまいますよね。
そのためスタッフの丁寧な対応と安定したサポート体制はかなり重要。
結婚相談所によっては、婚活プログラムに独自のPDCAサイクルを取り入れています。
専任の成婚コンシェルジュが最適な婚活設計を提案し、9種のマッチングシステムからお見合いが行われ、後に細かくフィードバックを受けられる手厚いサポート体制です。
さらに対マッチング相手の成婚コンシェルジュ同士が連携を取り合っているので、お見合い中に感じる不安やすれ違いを解消してくれます。
このように、スタッフの対応やサポート体制の充実度が結婚相談所を決める大きなポイントといえます。
自分に合ったプランがあるか
3つ目は、自分に合ったプランが設定されているかどうかです。
1つ目・2つ目に紹介した「サービス内容」「料金設定」「スタッフのサポート体制」とも重なるのですが、自分が目的とするプランが結婚相談所に用意されているかも見極める大きなポイント。
結婚相談所によっては、「価値観マッチング」という自分が求める価値観と相手が求めている価値観が一致する共感部分の度合いを優先して相手を探せるプランが用意されています。
このように結婚相談所では、利用者の目的に合わせたさまざまなプランを取り揃えています。
自分が何を優先して婚活を行っているかを再度見つめなおして、自分に合ったプランのある結婚相談所を選びましょう。
まとめ
結婚相談所の成婚率について徹底解説、さらに結婚相談所を選ぶ際に押さえておくべき3つのポイントを紹介しました。
多くの結婚相談所が大きく公開しているので「成婚率=結婚率」と勘違いしてしまいますが、成婚率の算出方法はさまざまなので数値が高いからといって決め手にしてしまうのは危険です。
成婚率はあくまで判断材料の一つとして捉えて、本当に満足のいく婚活をするために「サービス」「料金」「サポート体制」など自分に適した内容を確認して利用するようにしましょう。