【コラム】結婚はもうこりごり!だったはずなのに・・・55歳さとみ
54歳で念願の離婚をなしとげた、さとみ。
短大を卒業してから商社に勤め、勤務は30年を超える。収入も男性にも負けない。
夫とは、とっくに冷え切っていてずっと離婚を考えていた。
子供の独立を機に、離婚を切り出し念願の離婚が成立した。
もくじ
独身最高!独り暮らし最高!
念願の独り暮らしがスタート。1LDKのマンションを借り、誰にも邪魔されず時間のすべては自分の時間。
朝起きて、自分の食事の用意と自分だけの洗濯。
お化粧をしても時間に余裕がたっぷり。
ゆっくりとした朝を過ごし、仕事にでかけ一日働き18時半には帰宅。
それから、夕食の準備。一人だから適当で大丈夫!
食事がすんだら、ほんの少しの洗い物を片付けゆっくりとした一人のナイトタイム。
日曜日は、友達と出かける。帰りの時間は気にせずに、夕食まで済ませて帰宅。
なんて、幸せなんだろう~
最高だったはずの独り暮らし
独り暮らし開始から、2~3ケ月はとても楽しかった。
独りの時間、部屋の家具やインテリアの買い物。
やることはたくさんあった。
でも、新しい生活に慣れてきたら、なんだか日曜日がさみしくなってきた。
平日は仕事があるので、さみしさを感じる暇はなかった。
でも、日曜日に毎週友達と出かけることができるわけがないことがわかってきた。
友達も、家庭があったり独身の友達でも彼氏がいたりほかの入っていたり。
日曜を一人で過ごす時間が増えてきた。
こんなはずじゃなかった・・・
コロナ禍ということもあり飲食店も営業していなかったり、営業していてもやはりみな出かけたがらない。
口では「行こうね!」と言ってくれていたが、コロナの中家族がいるのに飲食は無理だろう。
離婚をしたことは後悔していない。
ただ、独りがこんなにさみしいなんて想像もつかなかったさとみだった。
独りがさみしい・・ 日曜日が嫌い・・
友達や会社の仲間は、家族ではない。どれだけたくさんの友達や仲間がいるより、心を許しあえる家族・連れ合い・夫・妻がいなければむなしくなる。
そもそも、友達と家族は比べるものではない。
別れた夫と戻るつもりはない、新たな出会いを探し始めたさとみだった。