結婚相談所で出会った場合の結婚式の馴れ初めはどうする?
2人の馴れ初めは、披露宴の序盤に、司会者の口から言われることが一般的です。
しかし、「新郎新婦は結婚相談所で出会い、今日まで愛を育みました」という紹介をされたらどうでしょう?
やはりまだまだ耳慣れず、周りにどう思われるかソワソワしてしまいますよね。
そこで本記事では、「結婚相談所で出会った場合の結婚式の馴れ初めの扱い方」をご紹介します。
この記事でわかること
- 結婚式の馴れ初め紹介に対する考え方
- 上手な馴れ初めの言い換え方
記事を読んだうえでお互いにもう一度よく話し合い、ベストな方法で当日を迎えてくださいね。
もくじ
結婚相談所で出会った場合の結婚式の馴れ初めは?
結婚相談所で出会った2人の場合、結婚式の馴れ初め紹介のシーンをどのように扱ったらよいでしょう。
これから馴れ初め紹介に対する考え方を3つご紹介していきます。
どれがお互いに一番納得できるのか、話し合ってみてください。
無理に馴れ初めを言う必要はない
親しい間柄だけの式ならまだしも、遠い親戚や会社の上司がいる中で、正直に馴れ初めを伝えるのは何だかはばかられますよね。
そのような場合、無理をしてまで結婚式で馴れ初めを言う必要はありません。
事前の打ち合わせで司会の方に相談しておけば、そこはやはりしゃべりのプロ。
馴れ初めを扱わずとも違和感のないよう、きちんと対応してくれるでしょう。
心配であれば、どのような文言で喋る予定なのか聞いておくこともおすすめです。
ただ、人は隠されると気になってしまう生き物。
当日はそれで乗り切っても、あとから個別で聞かれる可能性はグンと上がるでしょう。
そんなときのためにも誰まで本当のことを言うのか」「本当のことを言わない場合はどんな言い方をするのか」あらかじめ2人で決めておくことが大切です。
正直に言う人もいる
結婚相談所で出会ったことを、結婚式で正直に言う人もいます。
なんでわざわざそんなことを…と思うかもしれませんが、よく考えてみてください。
結婚相談所で出会ったことは、2人にとって決してマイナスなことではありませんよね。
数多くの登録者の中から出会い、結婚までしたのですから、これも立派な運命のひとつ。
プラスに考え、自信をもってよいことです。
司会の方に、「結婚相談所で出会えてよかった」という2人の思いを馴れ初めに盛り込んでもらうことで、参列者もきっと理解を示してくれるでしょう。
もしかしたら、「わたしも結婚相談所を利用してみようかな」と背中を後押しされる人までいるかもしれません。
直接的な表現を避ける人もいる
正直に馴れ初めを言うことで、自分たちだけでなく、お互いの両親にも気まずい思いをさせるかもしれないと悩むこともあるでしょう。
そのような場合に備え、「結婚相談所」という直接的な言葉を避け、別の表現で馴れ初めを伝える人もいます。
そもそも「馴れ初め」という言葉は、「恋仲の者が知り合ったはじめ。親しくなったきっかけ」という意味です。
後者に則って考えてみると、2人は結婚相談所で出会っていきなり恋に落ちた訳ではありませんよね。
物は言いようかもしれませんが、「親しくなったきっかけ」はきっと他の瞬間にあるはずです。
その「親しくなったきっかけを使って馴れ初めを言う」というのも、ひとつの手として考えてみてください。
結婚相談所を利用した場合の馴れ初めの例
直接的な言葉を避けて馴れ初めを言う場合、よく思われたいからと言って、過度に嘘をついてしまうのはよくありません。
かといって、すべてが真実でなければならないという決まりもないのです。
ショーのような一面もあるのが結婚式ですから、人を傷つけない内容ならば、事実に基づいて話を上乗せしたり、多少の嘘をついたりすることも許されるでしょう。
ここでは結婚相談所を利用した場合の上手な馴れ初めの言い換え例を3つご紹介していきます。
自分たちに一番ふさわしいものはどれにあたるか考えてみましょう。
共通の友人を通じての出会い
結婚相談所の担当者に相談をしていく中で、多少なりとも仲良くなった覚えはありませんか?
決してプライベートな間柄ではなかったかもしれませんが、広い目で見れば「友人」と言ってもいいと思えたのであれば、「共通の友人を通じて出会った」という馴れ初めを使ってみてください。
この馴れ初めは結婚式で非常によく使われるので、誰の耳にも馴染みがよくおすすめです。
ただ、多くの友人を招待している結婚式の場合、共通の友人とは「具体的に誰なのか」という話題で盛り上がってしまう可能性もあります。
ですから「誰が」「どのような流れで」お互いを紹介してくれたことにするのか、2人の間で事前に口裏合わせをしておくことがとても大切です。
また、「キューピッドまでしてくれた友人がなぜ会場にいないのか」と疑われる心配もありますので、「共通の知人」と表現しておくとさらに安心でしょう。
趣味を通じた出会い
アニメやゲーム、スポーツ観戦など、興味・関心が同じ人と出会った場合は「共通の趣味を通じて出会った」ということができます。
例え出会った場が結婚相談所であったとしても、お互いの興味・関心が合ったことがきっかけでマッチングしたのであれば、この言い方も決して大嘘にはなりません。
また現代では、SNSやオフ会などを通じで交際に発展することも珍しくないので、言われて疑問を抱く人も少ないでしょう。
気を付けたいポイントは、「どこで」「どんな風に出会ったのか」という質問がくることです。
「たまたま観覧席が隣だった」「同じアイドルが好きで、何時間も語りあった」など、ごく自然なストーリーを作っておくと後でつらくなりません。
それでも心配であれば、共通の趣味を通じた出会いを間接的にアピールすると説得力が増します。
アウトドアが趣味であれば、ウェルカムスペースにアウトドアでよく使用するものを飾ったり、一緒に山登りをしている姿をムービーで流したりするとよいでしょう。
仕事を通じての出会い
お互いの仕事に絡めた出会いが考えられそうであれば「仕事を通じて出会った」という言い方も可能でしょう。
1日の中で一番多くの時間を仕事に使っているのですから、出会いのきっかけとしても、とても自然な印象です。
具体的な出会い方の例としては、
- 営業先で出会った
- 社外研修で出会った
- 同業種の親睦会や業界のSNSを通じて出会った
- 飲食店やアパレル店などの店員と客だった
といったものが挙げられます。
ただ、結婚式に職場の同僚や上司を多く招待する人は、「仕事中何をしているのか」「なぜ言ってくれなかったのか」など、よくない印象を与えかねません。
自分で後々上手く説明できなさそうなら、馴れ初めとして使わない方が無難でしょう。
また、「店員と客」という出会い方を聞くと、「ナンパではないのか」「チャラい」などと、新郎新婦の性格まで疑われてしまう可能性があります。
そうなってしまっては元も子もありませんので、「運命の出会いをした」ということがきちんと伝わるストーリーを考えたうえで馴れ初めに使いましょう。
不安な時は結婚相談所の担当者に相談してみよう
両親・親族・上司・友人・同僚…様々な年齢、性格、環境の人々が一気に集う結婚式ですから、馴れ初めひとつとっても、どのように扱うべきか悩んでしまいますよね。
事前にブライダルプランナーや司会の方に相談すれば解決するときもありますが、打ち合わせは数に限りがあります。
他のことも相談しなければならないですし、忙しい相手を気遣って電話等では相談できないということもあるでしょう。
そんなときは、ぜひ結婚相談所の担当者に相談してみてください。
2人のことはもちろん、数々の利用者を繋ぎ、結婚まで見届けてきたのですから、ある意味その道のプロです。
馴れ初めに関しても、相談にのった経験があるはずなので、きっと2人に合ったアドバイスをしてくれることでしょう。
今の思いを正直に話してみるだけでも気持ちが楽になりますよ。
まとめ
結婚式の馴れ初めは言っても言わなくても、多少の言い換えがあっても問題ありません。
ほんの数十秒のシーンですから、そのことで深く思い悩んでいるなら、2人がどうしたいかをはっきりさせて、そのためにできることを考え、早いうちに割り切ってしまいましょう。
最終的に大事なことは馴れ初めよりも、「2人が幸せそうかどうか」です。
皆さんはきっと今、幸せですよね。
その姿を式でもしっかりアピールすれば、誰もが2人の結婚を心から祝福してくれることでしょう。