成婚が決まりにくい人。お見合いの時間と場所を限定する人

結婚相談所で活動していると、多くの会員様をサポートするなかで「成婚が決まりやすい人」と「成婚が決まりにくい人」の違いがはっきり見えてきます。
今回のテーマは、意外と多い「お見合いの時間や場所を自分の都合だけで限定してしまう人」についてです。

一見すると些細なことのように思えますが、実はこのこだわりが将来のご縁を大きく遠ざけてしまうのです。

1. お見合いの時間と場所を限定する人とは？

たとえば、こんなケースがあります。

このように、自分が快適に過ごせる条件を細かく設定してしまい、それ以外は受け付けない方が時々いらっしゃいます。

もちろん、お仕事や体調、家庭の事情などで調整が必要なケースもあります。しかし、毎回このスタンスだと「相手に合わせる姿勢がない」と受け取られてしまい、せっかくのお見合いが良いご縁につながりにくくなるのです。

このように時間や場所を限定してしまう背景には、いくつかの心理が隠れています。

年齢が上がってくると男女ともにこの傾向が出てくる方が増えます。長年の生活習慣が固まっているため、新しいことに挑戦したり、ペースを崩すことに抵抗を感じてしまうのです。

しかし婚活は、今までのひとりでの生活の延長ではなく、パートナーとの新しい生活への入り口。相手との歩み寄りがなければ、なかなか未来のパートナーとは出会えません。

では、こうしたこだわりは相手にどう映るのでしょうか。実際の声をまとめると、次のような印象を持たれることが多いです。

お見合いの場は、相手に「この人となら安心して生活できそう」と思ってもらう最初のステップです。そこで「わがまま」「頑固」という印象を与えてしまうのは非常にもったいないことです。

成婚に近づくためには、まず「お見合いは相手と歩み寄る練習の場」と考えてみてください。

小さな歩み寄りを積み重ねることで、「この人は思いやりがある」「柔軟に対応できる」という印象を持たれ、交際がスムーズに進みやすくなります。

婚活は、相手に対する「優しさ」や「歩み寄り」を実際の行動で示す場なのです。

やはり年代による傾向です。

50代以降の男性
仕事や趣味のスタイルが確立していて、時間の使い方を変えるのが苦手。自分のペースを優先させていることに気が付かない。
40代以降の女性
地元志向が強く、自分の行き慣れた環境で安心したい気持ちが大きい。新しい場所や状況に不安を覚え、つい相手に歩み寄れなくなるケースが多い。

どちらも自然な心理ではありますが、婚活の場では「相手を大切にする気持ち」を優先することが求められます。